BeagleGraph | 地球儀展開図作成ソフト - 舟型多円錐図法変換に関して
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古く、地球が大きな球であることを人類が認知してから、地球表面という球面を平面地図に描くため、様々な投影法が考案されてきた。
メルカトル図法、正距方位図法、サンソン図法、ダイマクション地図、投影法を例挙すれば暇がないが、ミニチュアの地球である地球儀の作成に使われる投影法は、現在でも一般的には舟型多円錐図法が用いられている。
舟型多円錐図法は、いわゆるアメリカ図法、正規多円錐図法の一部を複数つなげることで作成できる。

地球儀表面への3D印刷が普及すれば話は別だが、一般的には、一度平面に印刷したものを球に貼る工程にて地球儀は作成されるため、平面への投影を経る必要がある。
本サービスでは、このような地球儀作成の上で必要な、舟型多円錐図法への変換を提供する。

変換元とするのは正距円筒図法であり、現段階では、他の投影法を変換したい場合には、一度、それを正距円筒図法へ変換する必要がある。
本サービスが正距円筒図法を入力としているのは、最もポピュラーな投影法であるメルカトル図法では北極・南極の領域の一部が描画されていないからである。そのため、同じく短形の投影法ではあるが、球表面を全てカバーした正距円筒図法を今回採用している。
正距円筒図法以外の投影法を入力画像とすることは、本サービスの今後の課題である。

本サービスではラスターデータの変換を提供しており、そのため、衛星写真データのようなものを入力画像として扱うことが適している。
もちろん、衛星写真でなくても、画像編集ソフトなどで作成したラスター画像を用いることにより、全くオリジナルの地球儀を作成することも可能である。
本サイトの応用事例として、全方位カメラなどで撮影した全方位パノラマ写真を変換することで、全方位を(理想的には)ゆがみなく表示する球体写真を作成することも可能だろう。

皆様が様々な地球儀や球体作成を手軽に行うことに、本サービスが役立つと期待したい。

本サービスで提供するもの以上の画像解像度を必要とされる方には、有償にて、弊社にて舟型多円錐図法作成業務を行っております。お手数ではありますがお問い合わせフォームよりお問い合わせをお願い致します。

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